マルホ大学院生等海外派遣事業


学生による海外派遣成果報告

    髙橋 侑里
    (医療薬学分野 5年)

     2019年2月上旬にアリゾナ大学に赴き、臨床薬学教育プログラムの一端を体験しました。アリゾナ大学は、全米でも有数の優れた臨床薬学教育を行っている大学で、卒業後「即戦力」となる人材の教育に力を入れており、臨床実習が数多く存在します。また、大学で講義を行う教員の中にも、病院薬剤師と両立している方も多く、実際の臨床現場の声を聞くことができる機会が多数あることが分かりました。
     今回は、小児科や救急医療、精神科などの専門薬剤師から講義をしていただく機会があり、専門薬剤師として、医師から処方薬の相談を受けるなど医師と対等に医療に携わっていることを学びました。また、アリゾナ大学付属病院やコミュニティファーマシー(日本における調剤薬局)などの見学も経て、薬剤師と同数、もしくはそれ以上の数のテクニシャンと呼ばれる人々が調剤に携わっていることを目の当たりにし、日本との違いを体感することができました。





    竹村 美穂
    (医療薬学分野 B5)

     私は、2019年2月2日~8日に米国アリゾナ州ツーソンのアリゾナ大学を訪問した。現地で実際に最新の教育プログラムや研究者とのミーティングに参加したことで、日米の薬学教育の違いを体感した。また、アリゾナ大学附属病院薬剤部や市中薬局を見学し、米国における病院・薬局での薬物治療に対する薬剤師の関わりを視察した。
     今回の研修で最も印象的だったのは、米学生の将来に対する意識の高さである。アリゾナ大学薬学生とディスカッションした際に、米国では薬剤師になるのは狭き門であり、入学直後から将来を考えるため、学生のうちから将来のための活動を積極的に行っている、という話があった。例えば、臨床的実践力を早期から身につけるために、長期休暇の期間を利用して薬学生がバイタルサイン測定やワクチン接種を実施していることを知り、同世代なのに日学生と米学生の間でもう既に差が生まれているという事実にショックを受けた。日本では学生主体の臨床志向型活動は数少ないのが現状であるが、今後はこのような取り組みをもっと積極的に行っていくべきだと感じた。今回の研修で学んだことを活かし、将来に向けて学生のうちから様々なことにチャレンジしていきたい。





    大野 祥平
    (分子合成化学分野 博士後期課程2年)

     2019年3月30日から4月6日まで、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドのオレンジガウンティコンベンションセンターにて開催された、257th ACS National Meeting & Expositionに参加し、ポスター発表を行った。私の研究は、炭素ー酸素結合切断反応を応用した研究であり、有機合成化学の界隈で現在流行している内容であったため、私の発表に世界中の有機金属学者たちが来訪した。その数多くの研究者とディスカッションすることで、自身の研究に対して、他の研究者はどの部分を興味深いと考えるのか、どの部分を深く知りたいと思うのか、などを知ることができ、今後の研究の方向性を考える上で非常に参考になった。また、海外の著名な先生方の講演を聞くことで、最先端の研究に関する知識を深めることができ、有意義な時間を過ごすことができた。このような素晴らしい機会を与えていただいたマルホ株式会社様に感謝いたします。





    清水 瑠加
    (医療薬学分野 5年)

     私は米国と日本での薬剤師の国際比較を行う目的で、アリゾナ大学での研修に参加しました。現地で実際に大学教授に講義をしていただき、アリゾナ大学では特に臨床教育を重視していること、本国との教育カリキュラムの相違を学びました。アリゾナ大学の薬学部では1年次から実習があり、知識習得と実践の反復ができるようなカリキュラムが特徴的でした。米国の薬剤師の地位が高い一因として、このような即戦力となる人材育成が考えられます。
     また、実際に米国薬学部の授業を聴講し、レベルの高い内容や学生の意欲の高さを感じました。さらに一部の学生はIPSFという国際組織に参加しており、海外研修などの活動を行っているとのことでした。私もIPSFの会議に参加し、活動内容を聞かせていただきましたが、積極的に知識を深め、国際的に学ぼうとする姿勢は、見習うべきと感じました。





    森 七海
    (情報・計量薬学分野 6年)

     2018年11月5日〜2018年11月6日にアメリカのカリフォルニア州バーリンゲームで開催された”19th International Conference on Medical Chemistry & Multi Targeted Drug Delivery and International Conference on Catalysis and Pyrolysis 2018 (ICCP-2018)”に参加し、ポスター発表を行った。学会では、自身の研究に関する多くの知見を得ることができたと同時に、自身の英語力不足を痛感し、英語力の向上の必要性を再認識した。今回の経験を今後の研究に最大限活かすことができるよう、帰国後も精進したいと思う。末筆になりましたが、このような機会を与えてくださったマルホ大学院生等海外派遣事業様と周囲の方々に感謝申し上げます。





    松本 浩太朗
    (臨床薬効解析学分野 博士後期課程3年)

     2018年11月、American Heart Association Scientific Sessions 2018(シカゴ)にて口頭発表を行った。国際学会という大きな場での発表を通して、自らの研究に対する客観的な意見や貴重なアドバイスを得ることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができた。学会では様々な発表や著名な研究者による講演が行われており、見聞を広める良い機会となった。さらに学会を通して知り合った研究者との繋がりは、今後の研究生活における大きなアドバンテージとなった。





    笹野 真希
    (薬学研究科 先進臨床薬理PJ 博士後期課程3年)

     2018年11月12日、アメリカ シカゴで開催されたThe American Heart Association’s Scientific Sessions でのポスター発表を行った。ポスターの前に立ち、海外の方からポスター内容の説明を求められ、質問などを受けた。会場がとにかく大きいことに圧倒され、様々な国から研究者が参加しており、興味を持たれる視点が異なることから研究内容を自分が理解するだけでなく簡潔に分かりやすく海外の方を相手に「伝える」ことの難しさを痛感した。中にはポスターをみて「interesting」とほめていただき、自分の研究内容に自信をもつことができ、研究に対するモチベーションが向上した。しかし、英語で受け答えをするため、1度の質問で理解することができず、何度か聞き返すシーンがあり、英語能力の重要性を再認識した。自分の発表時間以外では、オーラルセッションとポスターセッションの発表を見聞した。オーラルセッションでは多くの女性研究者が発表や座長をされていたことに驚き、いい刺激を受けた。日本では女性軽視が問題となっているが海外では国際社会に貢献するような研究を行えば男性も女性も平等であると感じた。





    加藤 結女
    (情報・計量薬学分野 博士前期課程2年)

     2018/10/4~6にThe Mission Bay Conference Center(San Francisco, CA, USA)にて開催された2nd Epigenetics and Bioengineering Conference (EpiBio 2018)に参加し、2時間のポスター発表を行った。エピジェネティクスに関連する研究の講演、特に計量的、数理的取り扱いが行われた講演を聴くことで、最新の情報を得ると伴に、今後の同分野の展望に関する知見を得ることができた。また、他の研究者と英語により意見交流をすることで、英語による科学的討論・議論の実績を積むことができた。同時に、自分の研究目的の再認識や今後の研究方針を検討することができた。





    鳥羽 由希子
    (分子生物学分野 博士前期課程2年)

     今回参加したISSCRでのポスター発表を通して、海外の研究者から多くの意見を頂くことができた。これまで私が持っていた視点とは異なる角度からの意見もあったため、今後の研究に役立てる所存である。また、著名な研究者の講演を聞き、文献に掲載されていた内容の進捗状況や今後の展望など有意義な情報を得ることができた。さらに、自身の研究に関連するポスターの演題では、積極的に質問し、意見交換や情報収集を行った。このような貴重な経験を積む支援をしてくださったマルホ大学院生等海外派遣事業に深く感謝致します。





    松本 朋子
    (医療薬学 博士課程3年)

     2018年9月1日~6日までグラスゴーで開催された78th FIP World Congress of Pharmacy and Pharmaceutical Scienceにてポスター発表を行った。FIPの参加は3回目、ポスター発表は2回目ということもあり、各国の知り合いの薬剤師、大阪大学ともゆかりのあるMichael Kaiz教授とも話をする機会を持てた。
     セッションの参加では、今後の薬剤師教育や薬剤師の職域に関して、全世界が薬剤師という職業の上では一律に同じで協力して助け合っていることも目の当たりにした。
     ポスター発表では、日本よりも進んでいる国(アメリカ、UK、カナダ、オーストラリアなど)からの意見や、それ以外の進んでいない国の薬剤師からはそれぞれの国の課題や質問などを受け、国内だけでは気づかない視点などを知ることが出来た。
     またグラスゴーとロンドンでは薬局の視察も行った。保険制度も似ており、計数調剤も同じであるため、非常に効率的で学べて導入出来る事もあると思う。またDr.Harrisというロンドン最古の薬局でも、今でも調剤を行っていた。他国では大抵スキンケア商品などの販売のみになっているのに比べて、薬局の機能を保っていることは素晴らしいと感じた。
     これからも他国の薬剤師と引き続き積極的に交流を持ち、国際的な感覚を持っていたいと思う。





    秋山 敏毅
    (分子合成化学 博士後期課程2年)

     今回私は、2018年7月15日〜20日にイタリアのフィレンツェで開催された28th International Conference on Organometallic Chemistry (ICOMC)にてポスター発表しました。本国際会議は、有機金属化学化学に関する世界最大規模の国際会議であり、有機金属触媒反応等の多岐にわたる世界最先端の研究発表が行われました。世界中の著名な研究者も多数講演されており、今後の自身の研究への大きなヒントになり、とても有意義な講演を聴講することができました。ポスター発表では、受動的になりがちな国内学会とは異なり、自ら積極的に観覧者にアピールすることで有益な意見交換をすることができました。また、英語で伝えることの難しさを痛感したのと同時に、世界中の同世代の研究者のレベルの高さを感じ、今後より精力的に研究活動に取り組もうとモチベーションアップにもなりました。このような貴重な経験をするにあたり支援くださいましたマルホ株式会社様に感謝申し上げます。





    山下 智起
    (分子生物学分野 博士前期課程1年)

     私は2018年6月18日から6月25日の間、オーストラリアのメルボルンで開催されたINTERNATIONAL SOCIETY FOR STEM CELL RESEARCH, 2018 Annual Meetingに参加し、ヒトiPS細胞由来肝細胞の大量作製および成熟化に関するポスター発表、および関連分野の情報収集を行いました。ポスター発表では海外の研究者の方とのディスカッションを通じて、研究に関わる意見交換を行い、各国の研究環境や研究に対する姿勢を伺うことができました。また本学会では、世界の幹細胞研究をリードする研究者の方々が多数発表を行なっており、その数々を聴くことは私にとって大きな刺激となりました。最後になりましたが、この度はこのような素晴らしいご支援をいただけたこと、深く感謝いたします。





    根来 亮介
    (分子生物学分野 博士課程4年)

     2018年6月20日から2018年6月23日まで開催されたISSCR2018年会に参加した。申請者が発表した学会は、幹細胞の分野において権威のある学会であるため、申請者の研究を世界にアピールすることができた。また、同分野だけに限らず、オルガノイドやゲノム編集に関する発表がたくさんあり、種々の分野の最前線の研究を学ぶことができ、今後の自身の研究の発展につながるであろう貴重な知見を得た。





    吉岡 祥平
    (分子合成化学分野 博士前期課程2年)

     私は、イタリアのフィレンツェで開催された「28th International Conference on Organometallic Chemistry」に参加し、ポスター発表を行いました。本学会で、様々な研究室の学生や先生方と知り合いとなることができ、何ものにも代えられない絆を得ることができました。さらには、自身の研究成果について英語で討論することで世界中の方にしてもらういい機会になりました。著名な先生方の発表を聞くことで、いくつかのアイディアも思いつくことができ、大変有意義な学会となりました。
     学会では生越先生や伊丹先生の研究室の学生の方々とお知り合いになりました。その時の写真を掲載しています。
     このような機会を与えていただけたことに感謝いたします。





    元山 直人
    (大学院薬学研究科/ 創成薬学専攻/ 情報・計量薬学分野 修士2年)

     2017年12月6日から2017年12月8日にかけてアメリカ合衆国テキサス州ダラスにて行われた18th international Conference on Medical Chemistry & CADDにおいて、研究ポスター発表を行った。本学会では、自身の研究に関する多くの知見を得ることができただけでなく、Poster PresentationにおいてBest Poster Awardを受賞することができた。  





    小垣 考弘
    (細胞生理学分野 博士前期課程 2年)


     2017年12月1日から12月8日にかけてアメリカのフィラデルフィアで開催されたASCB EMBO 2017 meetingにおいてポスター発表を行った。自身のポスター発表の際に海外の他分野の先生から質問をしていただき、全く違う観点からの新しいヒントを得ることができた。また、多くの著名な研究者の発表を聞き、いままで存在していたら使いたいと思っていたような手法が現実のものになりつつあることを知り、今の細胞生物学でホットな研究分野の話を聞くことできた。その上、いままで知らなかった研究分野が想像よりはるかにあること、またアイデアで難しい課題を乗り越える実行力が重要であると実感した。また、会場ではいろいろな国の研究者と交流ができ、普段の研究スタイル等を聞くことができ、さまざまな価値観が存在することを改めて感じた。






    田中 翔大
    (臨床薬効解析学分野 博士後期課程2年)

     2017年11月、アメリカのアナハイムで行われた国際学会 “American Heart Association Scientific Session 2017” において、ポスターセッションの発表を行ってきました。1時間半ほどポスターの前に立っておりましたが、その間に多くの方が質問をして下さり、とても意義深いディスカッションを行うことができました。自分の研究内容に対して多くの質問を頂いたことで、現在行っている研究は、海外の研究者の方々の興味を引くことができる内容であるという自信がついたとともに、これから検討すべき課題を見出すことができました。しかし一方で、英語で十分に質問の受け答えができたとは言えず、自らの英語の能力の不足を痛感しました。今後、国際的に活躍することができる研究者になることを目指して、研究および英語能力の向上に励みたいと思います。

     

     

    芳賀 優弥
    (毒性学分野 博士前期課程2年)

     私は、10月7日~10日にアメリカ・ハリウッドで開催された、AACRが主催する乳がん学会に参加し、自らの研究を発表すると同時に、最新の知見に関して、情報収集を行った。ポスター発表においては、多くの研究者に足を止めて頂き、これからの研究に繋がる意見を多数頂いた。自身の研究に対する貴重な意見を頂けただけでなく、各国の著名な研究者の講演から、現在の研究の潮流を学ぶことができた。さらに、レセプションやポスター発表を通じて、英語による議論を重ね、自信をつけることができたと同時に、自らの英語力向上の必要性を再認識させられる機会が多くあった。しかし、多くの研究者と連絡先を交換させて頂き、日本のみならず、世界の研究者との交流を図れたことも今回の海外派遣で得られた成果である。これらの貴重な経験を、今後の研究に最大限生かしていけるよう、精進していきたい。

      


 


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