2015年5月から約半年間、パキスタン中部の歴史都市ムルターンにあるバハーウッディーン・ザカリヤー大学に留学し、サラーイキー語という言語の研究を行ってきました。サラーイキー語はパキスタンの有力な方言の一つで、この大学にはサラーイキー文化研究センターがあります。
パキスタン人学生の寮で寝食を共にし、現地でしかできない貴重な経験をしました。断食や礼拝を目の当たりにし、宗教に対しての意見交換も繰り返しました。様々な異文化体験を通して、良い意味で自分の価値観を壊し、広げることができたのは留学したことの大きな成果の一つです。またサラーイキー語の研究においては、教授や友人から多大な協力を得ました。現地の方と議論を重ねつつひとつのテーマを掘り下げた経験は、今後社会に出た後も大きな自信になると確信しています。
今回、渡航費、滞在費、資料購入などあらゆる面で悔いの残らない研究をすることができたのは、伴野奨学金を頂けたおかげでした。今後、これらの経験を生かし国際社会へ貢献していきます。ありがとうございました。
留学で培った忍耐と自信
立本 聡子
私は、専攻語であるウルドゥー語を上達させるため、インドのジャワーハルラール・ネルー大学に聴講生として2014年の1セメスター(7月?11月まで)に在籍しました。ネルー大学では、ウルドゥー語とヒンディー語の授業を受講しました。加えて、興味のある授業には、積極的に教授に連絡をとるなどして、短期間で多くの学びを得るため日々奮闘致しました。
語学留学を含めた計9ヶ月の留学のおかげで、以下の3点を得ることができました。
・英語およびウルドゥー語の語学力向上
・現地でのコミュニティ構築
・日本での人脈の広がり
インドという稀有な地域に女性1人で長期留学を達成したことで、自信がつき、その後の人生に大きな影響を与えることかできました。現在は残念ながら言語を使用する機会はありませんが、留学で培った忍耐力と自信は、現在の社会人生活でも自分の大きな原動力となっています。
わたしの日本の経験
プラチ バリ
SFS Regular Exchange Program のために日本に半年住んでいました。
日本へ来る前にインド・プネのTilak Maharashtra Vidyapeethで2年間勉強しました。
日本へ来る前に、日本の文化、言語にとても興味を持っていました。ですから、日本を訪問し、実際の文化を体験し、日本語を学習することができて大変うれしく思いました。
大阪大学で、さまざまな学生と交流することができました。それから、日本人と一緒に日本語を話すことができました。大学で日本語のいろいろな使い方を勉強しました。私は、日本人学生の考え方とは異なる視点で日本を見てみました。クラスでの議論はとても楽しく、とても刺激的でした。この半年間で私はいろいろな経験ができ、皆さんのおかげで、以前よりとても成長できたと思います。
今後もこの経験が生活、人間関係などにも生きていくと思います。この半年間で会った皆さんに感謝しています。
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