課外活動等
大阪大学飛行機制作研究会albatrossは、2005年の設立以来、学生たちが一から人力飛行機の設計・制作・運用に取り組み、毎年夏に琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト選手権大会」への出場を目標に活動を続けてまいりました。
設立当初より無尾翼機の制作に注力してまいりましたが、飛距離の伸び悩みが課題となり、2023年度機体からは尾翼機のダイダロス型へと方針を転換いたしました。尾翼機導入2年目の2024年には、6年ぶりに鳥人間コンテストへの出場を果たし、チーム記録であった659.49mを大幅に更新する3,930.03mの飛行を達成することができました。
【大会初優勝!15km越え、ビッグフライト!】
私たちは今年、鳥人間コンテスト2025に出場し、悲願の初優勝を達成いたしました。創部20周年を迎える記念の年に、15,473mというビッグフライトを実現できたことを大変嬉しく思います。
無尾翼機の伝統を捨て、尾翼機に移行してからわずか3年。昨年度は6年ぶりの出場を果たし、3,930mと健闘しましたが、目標であった10kmには届きませんでした。今年はそのリベンジ、そして20年の集大成を示す思いで大会に臨みました。
大会前日、炎天下の琵琶湖で最後の調整を行いました。1年かけて作り上げた機体に不備がないか、心ゆくまで確認と修正を行います。特に翼の調整には時間をかけ、日が沈んでも作業は続きました。やがて作業を終え、翌日の成功を願いながら眠りにつきました。
↑大会前日、翼の調整作業の様子
そして大会当日。パイロットの掛け声とともに機体は飛び立ちます。離陸の瞬間は緊張と期待で胸がいっぱいでしたが、機体はすぐに安定姿勢に入り、長距離飛行を確信できる状態に。
↑安定飛行に入った機体
歓喜の中で機体は飛び続け、チーム記録の更新はもちろん、目標の10kmも越えて初優勝を果たしました。1年の努力、そして20年間支えてくださったOB・OGをはじめとする関係者の思いが形となり、今でも喜びで胸が熱くなります。
↑優勝を喜ぶ一同
この快挙は、未来基金をはじめとする多くの皆さまのご支援の賜物です。心より感謝申し上げます。来年度は20kmフライトの実現、そしてチーム初の2連覇を目指します。今後ともalbatrossへの温かいご声援をよろしくお願いいたします。
※ 大阪大学飛行機制作研究会albatrossが鳥人間コンテストで優勝しました。詳しくはこちら。
本活動には、機体1機の制作費におよそ120万円、さらなる性能向上を図るために主翼の骨格である主桁などのパーツを交換する場合には、追加で100万円以上の費用が発生いたします。また、機体やパイロットの調整を目的としたテストフライトには、1回あたり約30万円の費用が必要であり、これを複数回実施することが求められるなど多くの活動費が必要となります。
こうした資金面の課題を克服するため、これまで大阪大学工学部主催の学生チャレンジプロジェクトや自主研究奨励事業に積極的に参加してまいりました。また、OB・OGの皆様からの寄付や大学祭での売り上げを通じて資金を集めておりますが、今後、鳥人間コンテストでさらに上位を目指すためには、深刻な資金難が予想されております。
このような状況を踏まえ、より多くの皆様に私たちの活動をご支援いただける場として、未来基金に「大阪大学飛行機制作研究会albatross支援事業」を設立いたしました。本事業の趣旨にご賛同いただき、温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
大阪大学飛行機制作研究会albatrossの活動状況については下記のサイトをご参照ください
HP→https://ykn-st.github.io/albatross/
ブログ→http://albatross05.blog135.fc2.com/
公式Instagram→https://www.instagram.com/albatross_2005/
皆様からいただきましたご寄付は、下記の大阪大学飛行機制作研究会albatrossの活動費用に活用させていただきます。
(1)機体制作費
(2)機体運用費
(3)団体運営費
クレジットカード、銀行振込等でご寄付いただけます。
なお、「大阪大学未来基金」の寄付目的を「課外活動等」、支援先を「大阪大学飛行機制作研究会albatross支援事業」と指定していただくようお願いいたします。