大阪大学では学部学生の独創的かつ意欲的な自主研究を奨励しています。2025年度は66組、123人の学生たちが様々な研究活動を行いました。詳細はこちらへ https://www.osaka-u.ac.jp/ja/education/ug_jishuken
吉岡 絵珠音 人間科学部人間科学科3年
この度は大阪大学未来基金よりご支援を賜り、誠にありがとうございました。ご支援いただいた本研究は、日本教育工学会2026年春季全国大会において発表し、学生セッション優秀発表賞を受賞することができました。
私は、高校生の探究心を育む教育プログラムにおいて、ディスカッションを促進させる学生ファシリテーターが果たす役割について研究しました。大阪大学高大接続事業であるSEEDSプログラムを対象にアンケート調査・統計分析を行い、学生ファシリテーターによる対話支援が、高校生の探究心を高めるプロセスを明らかにしました。
本研究の成果は現在、学会誌への投稿を目指して論文として執筆を進めています。また、次年度の自主研究にも申請し、引き続き探究心を促す支援のあり方について研究を深化させていく所存です。今後も本研究活動の経験を糧に、次世代の探究人材を育成する教育実践に貢献できる研究者になるべく、精進して参ります。
改めまして、ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

大橋 若奈 薬学部薬学科2年
大阪大学薬学部2年の大橋若奈と申します。
この度は大阪大学未来基金より多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。本研究チームを代表しまして、心より御礼申し上げます。本研究では、ブラックバスやアメリカザリガニといった環境問題を引き起こしている外来種に着目し、それらから保湿成分であるコラーゲンを抽出することを目的として取り組みました。
支援金は外来種の採取をはじめ、既存のコラーゲン抽出源の購入、試薬および実験器具の整備に活用させていただきました。その結果、ブラックバスからのコラーゲン抽出に成功し、得られたコラーゲンは標準品と比較して高い保水性を示すことが明らかとなりました。
今後は抽出方法のさらなる改善により収率の向上を図るとともに、外来種の効率的な駆除と資源としての有効活用を通じて、社会への貢献を目指してまいります。本自主研究を通して、自身の興味関心を一層深める貴重な機会を得ることができました。改めまして皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。

坂内 彩香 医学部保健学科放射線技術科学専攻4年
医学部保健学科放射線技術科学専攻4年の坂内彩香と申します。
この度は多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。ご支援金は実験に必要な物品や動物の購入に使用させていただきました。
私は、小児・AYA世代で主に発症するがんの一種である骨肉腫に対し、ヒアルロン酸合成阻害剤を用いた放射線増感効果に関する研究を行いました。一般的に放射線治療は機能形態の温存が可能ながんの治療法として確立されていますが、骨肉腫は放射線抵抗性を示すため、四肢の切断を含む外科的治療を選択されることが多いのが現状です。本研究において骨肉腫の周辺に存在するヒアルロン酸の合成を阻害することによる放射線増感効果が示唆されたことで、放射線治療が適応になり、患者さんの生活の質の向上につながると考えています。
今後もさらに実験を重ね、臨床に応用できるような研究を目指して参ります。

仕立 祐一郎 経済学部経済・経営学科4年
はじめまして、大阪大学経済学部経済・経営学科4年の仕立祐一郎と申します。
この度は、令和7年度大阪大学未来基金「学部学生による自主研究奨励事業」にて多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
頂戴した支援金により、神戸空港へのアクセス交通に関する研究に取り組みました。本研究では、特定の交通機関に利用が集中しているという課題の解決を目指しました。神戸空港駅においてアンケート調査を実施し、収集したデータに基づき、利用者の選好を定量的に明らかにしました。この一連の活動を通じて、自治体や企業と連携しながらプロジェクトを推進するプロセスや、統計ソフトを用いたデータ分析など、非常に多くの実践的な経験を積むことができました。
本事業で得た学びを糧に、大学院での研究活動にもより一層邁進していく所存です。

孫 小雪 法学部法学科2年
大阪大学法学部法学科の孫小雪と申します。
この度は、大阪大学未来基金からご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。また、ご指導いただきました二杉健斗先生にもこの場を借りて深くお礼申し上げます。
ご支援により本研究では特に欧州で問題視されているpushbacks政策について扱いました。pushbacks政策が国際法上で難民の保護となるノン・ルフールマン原則との論点として、地理的範囲の制限と庇護権のアクセスについて欧州の裁判所での判断をもとに欧州での規範を明確にしました。移民の政策は欧州に限らず、どの国でも行われている中で、特に難民がより庇護を受けられるように、今後も移民に関する問題と法規範に注目していきたいです。
学部生ながら金銭的な支援と先生からのご指導をいただき、研究に取り組めたことは大変貴重な体験でした。このような機会をいただくきっかけをつくってくださった寄付者の皆様に、あらためて深くお礼申し上げます。

長 ちひろ 理学部物理学科1年
大阪大学理学部物理学科の長ちひろです。この度は大阪大学未来基金よりご支援を賜り、自主研究奨励事業に参加する機会をいただき、誠にありがとうございました。
本研究では、高校時代から取り組んできた研究を発展させ、「可視光に吸収を有する薄膜」の膜厚測定手法を新たに確立することができました。ご支援いただいた資金は、実験に不可欠な薄膜試料の購入費として活用させていただきました。また、学部1年次という早い段階から、所属学部の枠を越えて工学部の先生方にご指導いただけたことは、本事業ならではの大変貴重な経験でした。
このような充実した研究環境と、研究活動を支えてくださった資金面でのご支援に、改めて心より感謝申し上げます。

高木 洸希 文学部人文学科4年
この度は、大阪大学未来基金のご支援を賜り、自主研究奨励事業に参加する機会をいただき、誠にありがとうございました。文学部人文学科中国哲学専修4年の髙木洸希と申します。
私は「ヨーロッパから見た中国思想」をテーマに、中国古典文献がヨーロッパでどのように翻訳・受容されたのかを研究しました。成果発表会では、翻訳の背景や翻訳者の思想的立場に着目した研究成果を報告しました。
ご支援いただいた研究費は、中国古典文献の原典や注釈書、関連研究書の購入に活用させていただきました。これにより、個人では入手が難しい専門文献を揃えることができ、研究を大きく進展させることができました。
このような貴重な学びの機会をいただきましたことに心より感謝申し上げます。今後も研究活動に励み、学問的探究を深めてまいります。
