SANTOSA,KURNIAWAN 外国語学部4年
外国語学部日本語専攻4年のサントサ(Santosa)です。
この度、自主研究奨励事業の支援としてご寄付くださいました大阪大学未来基金の皆さまに感謝申し上げます。ご指導をなさってくださいました鴻野知暁先生にも感謝申し上げます。
今回の研究では私は日本語やインドネシア語によく使われる「畳語」について考察を行い、複数を表す「たち」や「para」との比較をしました。インドネシア語の畳語や「para」に関する文献を調べるという目的でインドネシアの図書館(国立図書館、大学附属図書館など)に足を運びました。様々な文献を閲覧した結果、インドネシアにおける言語の研究、特に畳語や「para」に関する研究の現状を概ね把握することができました。インドネシアは母国でありながらも、私が研究を行ったところは地元から離れていますので、色々大変なことが起こりましたが、非常に貴重な経験を得ることができました。再び大阪大学未来基金の皆さまにお礼を申し上げます。
本研究では、日本語の畳語とインドネシア語の畳語、そして「たち」と「para」は対応している場合もあれば、そうではない場合もあるということを発見しました。本研究の成果を用いれば日本語母語話者とインドネシア母語話者の間の相互理解が(わずかでも)より深まるのではないかと思われます。
私は今後も、日本語の研究およびインドネシア語との対照研究を続けようと思っております。